ゲーム制作でエターならないためのコツ

私はくろくまそふと立ち上げ以前からゲームを作っていまして、これまで通算で8本くらいゲームを完成させてきました。いままで「エターなった(=完成しなかった)」ことも2回くらいあるのですが、それでもゲーム制作を続けていますし、だんだんコツもつかめてきたのではないかと思います。

そういうわけで、ふと思い立ったところで自戒の意味も込めて、エターならないためのコツについて書きます。

※注:この記事では「とにかく完成させる」考え方を扱っています。できるゲームが面白いかどうかはまた別の話です。

エターなる原因

まずはゲームが未完になってしまう原因を整理しておきましょう。主なものは大きく分けて次の3つです。

  1. 自分の技量以上に理想が高すぎた
  2. 純粋にゲーム制作に興味がなくなったり、面倒くさくなったりした
  3. 本業が忙しくなって時間が取れなくなった

まず1ですが、おそらくこれが制作を投げてしまう一番の原因なのではないかと思います。つまり自分の思いどおりの作品にならなかったり、そうなるまでに手間がかかりすぎるのでやめてしまうというパターンですね。これは特にコンシューマゲームにあこがれて個人で開発しようとした人に多いでしょう。

それから2はやる気の問題で、やってみたけど面白くなかったとか、思っていた以上に面倒だったという場合。3は時間の問題で、元々手間のかかるゲーム制作に手を付けられない場合ですね。

こうして整理すると、なんというか2と3はどうしようもないでしょう(やる気と時間が両方なければゲームを作れないので)。しかし1は考え方次第で何とかなると思いませんか?せっかくやる気と時間があっても、それを生かせないのはもったいない話です。そこで、こういうタイプの場合は次のようなコツをつかめばゲームを完成させることができるのではないかと思います。

エターならないようにするためのコツ4つ

ゲームを完成させるのに必要な考え方は次の4つです。

  1. 自分にできることをはっきりさせ、その範囲で作りたいゲームを考える
  2. そのゲームで何を実現したいのかを明確にする
  3. どうしたら楽ができるかを徹底的に考える
  4. 完璧よりもまずは終わらせろ

1.自分にできることをはっきりさせ、その範囲で作りたいゲームを考える

前述したとおり、エターなってしまう人の多くは理想が高すぎます。なぜ理想が高くなってしまうのかと言えば、自分の実力を知らないからです。したがって、理想を現実レベルにするためには、まず「自分には何ができるのか」ということを理解することが不可欠です。

ゲーム制作ではやるべきことが多すぎて出来ないことを嘆きがちですが、最近は便利な制作ツールや素材も増えていますし、できることは着実に多くなっていると思います。なので、とりあえず出来そうなことをとにかく書き出して整理してみることをお勧めします。そうすれば「自分にもこんなゲームが作れそうだな」というのが自ずと見えてくるはずで、そこまできたらあとはできる範囲でどんなゲーム作りたいかを考えるだけです。

2.そのゲームで何を実現したいのかを明確にする

どんなゲームにしたいかを決めたら、次はそのゲームで実現したいことを考えます。私のゲームで言うと「一直線にしか進めないRPGにしたい」「プログラミングできるRPGを作りたい」「地形を利用して進むSTGにしたい」など。これは何でもOKです。とにかくゲームの「芯」をハッキリさせるとゲームは格段に作りやすくなります。なぜかというと、芯が決まっているとやるべきことが明確になりますし、ブレることが減って変更の手間が省けるからです。逆に「なんとなく」作っていると何をしていいのか分からなくなりますし、モチベーションもなかなか上がりません。

3.どうしたら楽ができるかを徹底的に考える

3つ目は楽をするために知恵を絞るということです。実は私は極度の面倒くさがり屋で、できることなら楽をしたいと考えるタイプです。これはゲーム制作に関しても同じで、「あー面倒くせぇ、コレなんとかならないかな」などとしょっちゅう考えています。そこで、できる範囲で手作業を自動化するなどの工夫をしています。

ゲーム制作においては、「手作業」というのは面倒でミスの原因にもなる最悪のやりかたです。一方で自動化は最初の仕組みづくりの手間こそかかりますが、一度作ってしまえばあとは早くて正確なパソコン君に作業を丸投げできるので理にかなっている場合が多いです(※仕組みづくりに手間がかかりすぎる場合を除く)。なので自動化できるところはなるべく早い段階で自動化してしまうことを考えましょう。

4.完璧よりもまずは終わらせろ

最後は、「完璧じゃなくてもいいから完成させよう」という考え方が重要です(※バグだらけのクソゲーを出してもいいなどと言っているわけではない)。確かに細かいところにこだわるのも大切ですが、それよりも大まかな部分をしっかり作ったほうがより良質なゲーム作りに直結しやすいです。完璧主義者の方は特に気を付けましょう。