ゲーム用のイラスト素材を描くときのコツ3つ

私はゲーム制作以外にも絵を描くのが好きで、ゲームのグラフィックを自作することが多いです。それでゲーム用のイラストを描いているうちに気づいたのですが、ゲーム用のイラストというのは普通に描いてもいいけど、ゲームに使う都合上気を付けたほうがいい点がいくつかあるということです。今回はそれについて書きます。

分かりやすいイラストにする

ゲームのイラストは一般的に芸術性よりも分かりやすさを求められます。なぜならゲームというのはプレイヤーが遊びに「使うもの」だからです(芸術作品は「鑑賞するもの」なのでまた別)。したがって何が描かれているのか分からなかったり、見づらかったりするとマイナスの評価を食らってしまいます。

そこで分かりやすいイラストにするためには、次の点に気を付けると良いと思います。

  • 目立たせたい部分を誇張して大げさに描く。
  • 輪郭をやや太めに描く。
  • どうでもいい部分はあまり描き込まない(縮小したときに潰れたり、邪魔になったりするため)。
  • シルエットでそれが何なのかわかるようにする。

こうすることでより見やすいイラストになりますし、縮小したときに綺麗になりやすいです。

小さめのイラスト素材を作るときは大きいイラストを縮小する

敵キャラの画像など、あまり大きくないイラスト素材の場合、初めに大きいイラストを描き、それを縮小すると粗が取れて綺麗になります。ただし、すごく小さいイラスト(目安として64px以下)の場合はドット絵のほうが綺麗でわかりやすくなります。

色違いを作りやすい描き方にする

ゲーム用のイラスト素材では色違いのキャラを用意すると制作が楽になるので、色違いを作りやすい描き方を採用するのは重要です(色調変更だけで色違いを作ると単純になりやすいです。描き方から考えるのは重要)。次の方法は実際に私がよく使う描き方です。

色分けした下地に、別々に影やハイライトを追加する方法

ゲーム用イラストの描き方(1)

下地の色ごとにレイヤーを分けて塗り、それぞれに影やハイライトを追加します(影やハイライトはさらに別のレイヤーにして、下地にクリッピングする)。こうすることで、下地の色を変えれば色違いのイラストを作ることができます。ただし、この塗り方はアニメ風のイラストにむいているので厚塗りなどには向きません。

グリザイユ画法を使う方法

ゲーム用イラストの描き方(2)

着色前

ゲーム用イラストの描き方(3)

着色後

初めにグレーで陰影や模様を描き、最後にオーバーレイで色を乗せる方法です。慣れるまでは少し難しいですが、慣れてしまえば厚塗り風のイラストでも色違いを量産することができるためお勧めの描き方です。