ゲーム制作者から見た、良い感想と悪い感想の違い

ゲームを作って公開すると、ありがたいことにプレイヤーさんから感想(またはレビュー)を頂ける場合があります。ゲーム制作者にとって感想を頂けるというのは、基本的にとても嬉しいのでその後の創作活動の大きなエネルギーになります。

ところが、「感想を頂けると嬉しいです」とはいっても当然何を言われても嬉しいわけではなくて、「すごく嬉しい感想」と「そうでもない感想」というのがあります。今回はその点について詳しく書きます。

良い感想の特徴

まずは良い感想についてです。良い感想には次のような特徴があります。

  • ゲームの良い点・悪い点が具体的に分かる
  • ゲームの楽しさや雰囲気が伝わってくる

良い感想というのは具体的に書かれているのが大きなポイントです。例えば「良かった」という感想も、ただそう言われるよりは「~というシステムが斬新で良かった」とか「キャラクターが生き生きとしていた良かった」という風に具体的に書いていただいたほうが他のプレイヤーさんにも良さが伝わりやすいですし、制作者としても参考になります。

また、一般的に問題点を指摘した辛口レビューは良くないと思っている方も多いかと思いますが、前述の特徴さえ押さえてあれば個人的には大歓迎です。良いゲームを作るために必要なのは「第三者的な視点で問題を発見してくれる人」なので、手放しで褒められるよりは問題点を具体的に指摘していただけたほうが実は今後のためになるのです(ただし、そのレビューが公開されている場合はダウンロード数に影響するなどはありますが)。つまり粗探しや悪口にならないなら辛口レビューでも問題ないと私は思います。

それから、特に感想が公開されている場合はゲームの楽しさや雰囲気が伝わってくる感想だとダウンロード数が伸びたりするのでとても嬉しいです。まあこの辺はレビュワーの方の文才が試される部分なので無理に書こうとする必要はないですけれどね。

あとは「こうしたら良いのでは?」という改善提案も嬉しいのですが、そういうのは必ずしも実現できるとは限らないので作者としては「嬉しいけど、実現できなかったら申し訳ない」という複雑な気持ちではあります。とはいえ言っていただく分にはいいので気兼ねなく教えていただけたらと思います。

悪い感想の特徴

次は悪い感想の特徴ですね。悪い感想には次のような特徴があります。

  • 良かった・悪かったくらいしか書かれておらずその理由が分からない
  • 粗探しになっている
  • 誹謗中傷や嫌味が含まれている(※論外)

まず、良い感想とは逆に具体性のない感想は頂いてもそれほど嬉しくありません(ないよりはマシですけどね)。なぜなら制作の参考にならないからです。例えば「つまらなかった」と言われても、それだけではその人にとって何がつまらなかったのかが分からないので直しようがありません。

あとは粗探しや誹謗中傷・嫌味なんかは嬉しい・嬉しくないというレベルを超えて不快になる可能性が高いので論外です。私の場合、幸か不幸かまだこの辺のレベルの感想は頂いたことはないのですが、もし頂いたとしたら悪質なものは削除もやむなしかもしれません。特に感想が公開される場合はそれを見た人も不快になると思いますので、参考にもならないなら残しておくメリットはないからです。

ゲーム制作者は感想をどう受け止めるべきか?

最後に、ゲームを作った側は感想をどう受け止めたらよいのでしょうか?個人的な考えとしては、「こういう感想もあるんだな」と素直に受け止めつつ、あまり一喜一憂したりせずに冷静に眺めるのが良いのかなと思います。とにかく最悪なのは問題点を指摘されて腹を立てることで、これは制作者としてはあってはならないことです。作者たるもの問題点には真摯に向き合うべきだと思います。

いずれにせよ、せっかく頂いた感想なので参考にするのはもちろんですが、かといって振り回されてしまっては本末転倒なので、その辺のバランスを上手くとれるようにしたいものです。