ゲームを個人制作することの大変なところ

私はゲーム制作は専ら一人で行うタイプなのですが、このゲーム制作というのは一人でやろうとするととても大変な趣味の一つです。今回はこれまで(くろくまそふと以前も含めて)10個のゲームを完成させてきた私が、ゲームを個人製作するとどんなところが大変なのかについてお話しします。

手間がかかる&色々なスキルを求められる

まずはこれ。ゲームを個人で作るのって本当に手間がかかります。なぜなら、ゲーム制作では

  • プログラミング
  • ゲームシステム考案
  • シナリオ制作
  • CG(イラスト、3Dモデル)制作
  • サウンド(BGM、効果音)制作
  • ステージ構成(レベルデザイン)
  • 難易度調整
  • デバッグ

など実に色々な作業があるのですが、個人制作だとこのうち3つ以上は確実に自分でやらないといけないからです(特にプログラム、システム、ステージ構成、難易度、デバッグ)。なのでまず物量が多くなりがちですし、上記のように色々な分野に手を出さないといけないのでその習得にも時間がかかったりします。これがゲームを個人制作するうえで最初の難関となる部分であり、「そんなに色々できねぇよ!」と挫折しエターなってしまう人はかなり多いことでしょう。

この問題の対策としては、まず根本的な考え方として「ゲームの個人制作は手間も時間もかかる」というのを理解すること、そして効率よく作業できるように自分のスキルを上げることくらいです。焦らずに気長にいきましょう。

理想と現実のバランスが難しい

ゲーム制作でエターならないためのコツ」でも書いたとおり、ゲーム制作というのは理想を自分の技量以上に設定した時点で破綻します。なぜなら、人間というのは理想を実現できないと分かるとその途端にやる気を失うからです。なので特に個人制作の場合は自分の技量を把握して、その範囲内でゲームを作るというバランス感覚が求められます。

しかし、これはいきなり分かるものではないと思うので、初心者の方にとっては理想を技量に合わせるというのは難しいのではないかと思います。おそらくゲーム制作でエターなってしまう人はその辺のバランスがよく分かっていないのでしょう。

この問題の対策は、クソゲーでも何でもいいのでとにかく作って完成させ、場数を踏んで理想と現実のバランス感覚を身につけることです。結局、ゲームを完成させるには自分の思い描いたゲームのレベルを下げるか、努力して自分のレベルを上げるかしてバランスを保つしかありません。

モチベーション管理が大変

これは手間がかかるということにも関係するのですが、ゲーム制作ではやることが多いゆえに「いつ完成するのか」がわかりにくく、モチベーションを維持するのが難しくなりがちです。モチベーションが低下すると当然ゲーム制作も進まないわけで、ますます悪循環に陥って最終的にはエターなってしまいます。これがなかなかの曲者で大変なのです。

しかし、モチベーションを保つにはちょっとしたコツがあります。それは

  • 実現したいことを明確にする
  • 問題を細かく分割する
  • 手作業を自動化する
  • 細かい部分にこだわり過ぎない

ということです。詳しくは「ゲーム制作のモチベーションを保つコツ」で詳しく書きましたのでそちらもご参照ください。

ゲームの個人制作では「多才な人」が輝く

前述の通り、ゲームの個人制作では様々なスキルが求められます。しかし、これは逆に言えば、色々なことができる人にとってはとてもやりがいのあることだとも言えます。同人ゲームやフリーゲームの界隈ではプログラム・グラフィック・BGMなどを全部一人でこなしている人が結構いますが、そういう人はおそらくゲームを作るのが楽しくて仕方がないだろうなとうらやましく思います。しかもそういう人が作るゲームはレベルが高いことが多いので、ゲーム制作というのは多才な人が輝ける分野なんだろうなとも思います。

ちなみに、私はゲーム制作に必要な作業は最低限できているつもりですが、どれも中途半端なので現状はしょうもないゲームしか作れていません。なのでもっと面白いゲームを作れるように少しずつ努力していきたいです。