なぜ自作ゲームはなかなか完成しないのか?その原因と対策

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ゲーム制作関係のつぶやきやブログ・掲示板の書き込みを見ていると、「自作ゲームがいつまで経っても完成しない」という制作者ならではの悲痛な悩みを目にすることがあります。この手の悩みは決して他人事ではなく、以前は私も連続してゲームがエターなる(=完成しない)など散々な目に遭ったこともあります。

しかしそうした苦い経験を積んだ今となっては、ゲームを完成させるコツをつかんで20本以上のゲームを完成させてきましたし、単に完成させるだけでなく1週間で作ったゲームで高評価をいただくなどゲームを「素早く丁寧に完成させる」ことができるようになりました。

そこで今回は悩めるゲーム制作初心者の方のために、自作ゲームを素早く完成させるコツをご紹介していきます。

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自作ゲームがなかなか完成しない最大の原因

では、まずはゲームがなかなか完成しない原因を考えていきましょう。この辺の原因は色々あると思うのですが、個人的に最大の原因だと思うことをズバリ言うと

自分のゲームに求めるレベルが高すぎる

という点に尽きると思います。つまり「理想>>実現力」となってしまっている状態なので、いくら時間をかけても理想を実現できずゲームが完成しないのです。

例えば自作ゲームが完成しない初心者に非常によくありがちな傾向なんですが、技術も経験もないのになぜか壮大な長編を作りたがる、というものがあります。ハッキリ言ってそんなのは無謀なのに、どういうわけか「俺ならできる!」と思う人が後を絶たないようです。

私の推測では、そのような勘違いをしてしまう理由としては次のようなものが考えられます。

  • 商業ゲームに憧れてゲーム制作を始める人が多いが、商業ゲームは莫大な人手とお金をかけて作られていることを知らない人が多い(=すぐレベルの高いゲームを作れると思っている)
  • さらにゲーム制作はやることが多くて大変だが、やっぱりそのことも知らない人が多い

つまり現実をよく知らないまま妄想だけでゲーム制作に突っ走ってしまう人が多いのではないかなと思います。まあゲーム制作は一回やってみないと分からないので、現実を知るなら一回エターなってみるのが一番手っ取り早いのかもしれません(そこで諦めなければゲーム制作の素質があります)。

…少し話がそれましたが、結局ゲーム制作は理想が実現力を上回った時点で破綻するということはぜひ覚えておいてください。

自作ゲームを素早く完成させるコツ5つ

さて、ゲームが完成しない原因が分かればあとは対策するだけです。個人的なオススメの対策(コツ)は次の5つです。

  1. 「作りたいゲーム」ではなく「作れそうなゲーム」を作る
  2. アイデアを吟味してからゲームを作り始める
  3. 自作ゲームに使いまわせるテンプレートを作っておく
  4. 使えるものは躊躇せず全部使う
  5. 作っていてつまらなかったら次に切り替える

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

「作りたいゲーム」ではなく「作れそうなゲーム」を作る

まず一つ目は「作れそうなゲームを作る」というのが一番の基本です。「作りたいゲーム」というとどうしても理想が大きくなりがちですが、「作れそうなゲーム」を考えればより現実的にアイデアを練ることができるようになります。

なお、このコツについては以前の記事「自作ゲームが完成しやすくなる考え方」で詳しく紹介したので、そちらも併せてご覧いただければと思います。

アイデアを吟味してからゲームを作り始める

次に二つ目は「アイデアをじっくり練ってからゲームを作る」ということです。

ゲームを作っていると突然新しいゲームのアイデアが降ってくることがあり、そういうアイデアはめちゃくちゃ面白そうに感じます。しかしそういうアイデアに限って、よくよく検討してみると面白くもなんともないことが往々にしてあるのです。

なのでこういった場合に思いついたアイデアにすぐ飛びつくか、それともしっかり検討するかでゲームの完成率は全然違ってくると思います。前者の場合はアイデアに具体性がない場合が多く、作ってみるとつまらなかったり、やるべきことがよくわからなかったりしてエターなる→時間や労力の無駄、という結果になりがちです。降ってきたアイデアにはすぐ飛びつくのではなく、最低でも一晩寝かせてみましょう

私たちのような凡人が「ひらめいた」アイデアは大したことはないので、作るにしても検討して具体性をもたせてから作り始めるほうが無駄なくスムーズに作れること間違いなしです。

自作ゲームに使いまわせるテンプレートを作っておく

それから三つ目ですが、あらかじめ「使いまわしがきくテンプレート」を作っておくとゲーム制作の効率が桁違いにアップします。

ゲーム制作ではどんなゲームにも使いまわせる共通部分があるので、その辺を用意しておくと1から作り直す手間が省けてとても楽になります。この辺の話は以前の記事「【Unity】どんなゲームにも使える「汎用アセット」を作ろう」に書いたのでそちらもご覧ください。

使えるものは躊躇せず全部使う

次に四つ目は「使えるものは全部使う」ということです。特に個人制作だとゲーム制作に割ける時間や労力が限られてくるので、使えそうな素材はルールを守ってガンガン使いましょう。

ちなみに、たまにゲーム制作で「既存の素材を使うのは悪」みたいなことを主張する意識の高い人がいるんですけど、ゲームを完成させるという観点からみるとそういう考えは馬鹿げているのでやめたほうがいいです。確かにこだわりも重要ですが、そんな考え方じゃなかなかゲームが完成しないと思いますね。

作っていてつまらなかったら次に切り替える

最後に5つ目は「作っていてつまらなかったらさっさと次に切り替える」ということです。こう書くと「あれ、ゲームを完成させるコツじゃなかったの?!」と思うかもしれませんが、時には完成の見込みの薄いゲームを切り捨てることもゲームを完成させるためには重要なのです。

ゲーム制作では「実際に作ってみたらつまらなかった」「やることが多すぎてゴールが見えない」ということが非常によくあります。そんなときに無理に作り続けようとしてもモチベーションが上がらず作業が進まないので、結局時間や労力が無駄になってしまいます。そんなことになるくらいなら、思い切ってそのゲームを切り捨てて新しいゲームを作った方が良いというわけですね。

もちろん作りかけたゲームを切り捨てるのはもったいない気もしますが、その辺は気持ちを切り替えていきましょう。

おわりに:完璧を求めるよりもまずは完成させよう

以上、自作ゲームがなかなか完成しない原因と、その対策について色々書いてきました。ゲームが完成しなくて悩んでいる方の参考になれば幸いです。

まあ結局のところ、ゲームというものはどんなに素晴らしい内容であっても、完成しなければプレイヤーの方に楽しんでもらえず単なる自己満足で終わってしまいます。確かに理想を追い求めるのも大切ではありますが、その前にまずゲームを完成させるにはどうすべきか?という部分をしっかり考えて作っていきましょう。