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「メタルメサイア」のメカデザインに関する話

メタルメサイア ライオット ゲーム制作メモ

メタルメサイア」の制作にあたって力を入れた部分の一つにメカデザインがあります。デザインの出来についてはまだまだ課題もあるかと思いますが、力を入れたなりに考えたことや私個人の嗜好なんかがあるので、今回はそれについて書きます。

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デザインの参考にした作品

メタルメサイアのロボットが「メック」と呼ばれることから分かるように、デザインの参考にしたのは「メックウォリアー」や「Hawken」といった海外のゲームです。こうした作品の共通点は何とも無骨なロボットが登場することです。幼稚園くらいのときに遊んでいた「メックウォリアー2」に影響されたのか、私は「いかにもロボット」というようなデザインが大好物なのですが、それが今作のメックのデザインに繋がってきました。

コンセプトは「サビ臭い」デザイン

さて、方向性としてはメック的なデザインに決めたものの、それだけではオリジナリティに欠けるので何かもう一つ加えたいと思いました。そこで、こういうデザインには(洗練されたかっこよさではなく)ある種の渋さが似合うだろうという結論に至り、今作のメックは廃材をリサイクルして作られたという設定にして、サビ臭さや継ぎはぎ感のある要素を盛り込みました。こういうデザインはニッチな需要がありそうな気がするのですが、なかなか今の日本の作品にはないと思います。

日本のロボット・メカのデザインは綺麗すぎる

余談になりますが、世の中にはもうちょっとサビ成分の濃い作品が出てきてもいいと私は思います。日本のメカやロボットはいかにも新品っぽいし、カッコよすぎるデザインが多いんですよね。

あとはそれ戦場に必要なの?っていうパーツがついていたりして機能美という感じではないものが多い気がします。人型ロボットに多いのですが、なんか無理矢理人間に似せたデザインが数多く採用されているのが気に食いません(※人間的にすることでキャラクター性が出てカッコよさが分かりやすくなるからかもしれませんが)。例えば指の関節なんて複雑すぎて整備が大変そうだし、撃たれたらすぐに吹き飛ぶはずです。戦場では手で武器を持つなどという動作はほとんどの局面で不要ですから、手なんかつけずに肘から先を武器にしてしまえばいいのです。あとは頭も別にいらないでしょう。あんなのは敵にわざわざ「ここを撃ってください」と言っているようなもんですからね。

…というと「じゃあ足もキャタピラでいいじゃねぇか」という話になりますが。いや、そこだけは譲れないロマンでしょ!歩かないロボはただのメカです、一般的な認識で言えば(それは産業用ロボットに失礼か)。

メカデザインは理屈とロマンのせめぎ合い

今作で慣れないメカデザインをしてみて、まさに理屈とロマンのせめぎ合いだなと思いました。「ここはこれだとおかしいけど、そこはロマンが…」というようなやりとりが頭の中であってなかなか楽しかったです。

今後メカをデザインする機会があるかどうかは不明ですが、必要があれば今回の知見を活かしてまたチャレンジしてみたいと思います。