ここ最近、Unityでミニゲームを作るのにハマっています。もともとはしばらく使っていなかったUnityの勘を取り戻すためにミニゲーム作りを始めたのですが、作っていたらすごく楽しくて2ヶ月で4本のゲーム(爆走!デンジャラスドライブ、落とすな!タマゴ、コインを集めて!ユニティちゃん、UniLightsOut)を完成させることができました。それでミニゲームを量産していたらミニゲームを作ることのメリットに気づいたので、今回はそれについて書きます。
ミニゲーム作りの3つのメリット
早速ですが私が今回気付いたメリットは次の3つです。
- ゲームを手軽に完成させられる
- ゲーム制作のレベルを素早く上げられる
- 万一不評でも素早く立ち直れる
以下、詳しく説明します。
ゲームを手軽に完成させられる
まず1つ目にして最大のメリットは「ミニゲームは完成させやすい」ということです。「何当たり前のことを言ってるんだ」というような話ですが、実際のところ完成させやすいというのはものすごいメリットです。
なぜなら、ゲームというのは完成させることでのみ
- ゲームを完成させたという達成感を得られる
- 一つの作品を完成させたという実績が残る
- 一貫した工程を経験することでレベルアップを図れる
- 場合によっては感想や意見をもらえる
といったアドバンテージを得られるからです。もしエターなってしまえばこれらのアドバンテージを得るのは難しいので、ミニゲームの「完成させやすい」という特性はとても強力なのです。
そしてゲームを完成させやすいということのおかげで、短いサイクルで次々に完成させてゲームを完成させたときの喜びを手軽に味わうことができます。ゲームが完成したときはそれまでの苦労が吹っ飛ぶくらいの快感があるので、それを何度も味わうことができればますますゲーム制作が楽しくなることは間違いありません。もちろん制作サイクルが短ければ良いというわけでもないのですが、ミニゲームを作って短いサイクルで楽しさを味わうことでプラスの循環を生み出せると思います。
ゲーム制作のレベルを素早く上げられる
次にこちらも大きなメリットなのですが、ゲームを完成せることでゲーム制作のレベルを素早く上げられます。これはどういうことかというと、先ほども挙げたように「ゲームを完成させる」ことで一貫した工程を経験できるため、エターなった場合よりも総合的な力が身につくのです。
また、ミニゲームではシステムやゲームバランス等の問題に気付きやすいというメリットもあります。なので問題に気付いてそれを直しているうちに良いシステムを作れるようになったり、ゲームバランスの調整が上手くなったりするということもよくあります。そういった効果も期待できることを考えるとミニゲーム作りはコスパが良いと言えるでしょう。
万一不評でも素早く立ち直れる
最後にミニゲームは開発期間が短くて済むので、長編の場合に比べて不評だった時のダメージが軽くて済みます。ダメージが軽ければ「じゃあ次はこうしようかな」と前向きに考えることができて次につながりやすいです。これも地味に大きなメリットですね。
ミニゲーム作りは初心者だけでなく、スランプ気味の中級者にもオススメ
ミニゲーム作りには上記のメリットがあることを踏まえて、ぜひ次の方にミニゲーム作りをお勧めしたいと思います。
- 初心者の方
- スランプ気味な中級者の方
まず、ゲーム制作初心者の方にはミニゲームを作って完成させることを強くお勧めしたいです。なぜミニゲーム作りを勧めるのかというと…上記のメリットがあることに加えて、ゲーム制作というのはとても大変な趣味で挫折する人が後を絶たない(※注)ので、小さなゲームから始めて徐々にゲーム制作に慣れていってもらったほうがいいかなと思うからです。ゲーム作りもスポーツと同じで基礎体力がなければ長編やレベルの高いゲームは作れません。後々のゲーム制作ライフと充実させるためにも、ミニゲームを作って基礎力を養ってもらえればベストだと思います。
また、ミニゲーム作りは「最近ゲーム制作が上手くいかないなぁ」とスランプ気味な中級者以上の方にもお勧めできます。というのも、スランプの時は作っているゲームをダラダラ作り続けても事態が好転しないことが多いのですが、一旦それを置いといてミニゲームを作ってみると良い気分転換になるからです。たとえミニゲームでも「ゲームを完成させた!」という成功体験はスランプの特効薬になるので、もしスランプに陥ってしまったら是非試してみてください(※つい最近の実体験に基づく意見です)。
※注:ちなみに、ゲーム制作で挫折する人の多くに「技術も経験もないのにいきなり壮大な長編を作ろうとする」というお決まりの特徴が見られます。