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フリーゲームに難癖つける「プレイヤー様」について

※今回の記事はちょっと愚痴っぽくなってしまっています。予めご了承ください。


私は先日ゲームの某コンテストに参加しまして、拙作がそこそこ話題になったおかげか大量のコメントを頂きました。それでその大半は純粋に嬉しいご感想か、厳しいながらも参考になるご意見で作者としては満足できるものでした。

…ですが、そういった嬉しいコメントに混じって明らかに浮いたコメントをする人が何人かいました。そういった人たちの特徴はずばり「上から目線でゲームに難癖付けてくる」ことであり、さすがの私も少々イラっとしてしまいました。私は当初そういうコメントが来るとは思っておらず驚いてしまったのですが、「この人たちは何を思ってこんなコメントをしたんだろう」と冷静に考えてみると納得のいく結論に至りました。今回はそれについて書きます。

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ゲームは文句が出やすいコンテンツ

さて、迷惑コメントをする人がどうのという前にまず申し上げておきたいのですが、そもそもゲームというのは非常に文句が出やすいコンテンツです。それはなぜかというと、イラストや音楽と違ってプレイヤーが介在する余地があるからだと私は思います。イラストなら見るだけでいいですし、音楽なら聴くだけでいいわけですが、ゲームはプレイしないと進みません。

したがって、バグがあって進めないとか頑張ってプレイしたのにボスに勝てないとか色々な不満が出やすいのです。この点については私は重々承知でして、これについてとやかく言うつもりはありません。ゲーム自体に問題があればそれを真摯に受け止めるのが制作者というものです。

では何が私をイラっとさせたのか?それはプレイヤーの方の中に何か勘違いをしている人がいるということです。

無料のゲームに上から目線で難癖つける「プレイヤー様」たち

それでそういう人たちが何を勘違いしているのかというと、自分の立場のことです。

本来、フリーゲームであれば制作者とプレイヤーの立場は対等なはずです。なぜなら

  • 制作者としては、プレイヤーがいないとゲームが成り立たないのでプレイヤーにゲームを遊んでもらいたい
  • プレイヤーとしては、ゲームを無料で遊びたいので制作者にゲームを提供してもらいたい

という構図になっているからです。

しかしプレイヤーとして無料でゲームを提供してもらっている立場なのに、自分のことを勝手に「お客様」だと思っている人がいる(※以降、こういう人を便宜的にプレイヤー様と呼びます)。そういう人は自分はお客様なんだから何を言ってもいいんだと勘違いしているわけです。

まあ商品としてのゲームにお金を払っているなら本物のお客様なので、多少ケチをつけられても制作者としては仕方ないかな…という気がします。しかし無料のゲームに対して、作者が見るであろうコメント欄で上から目線でケチをつけてかかるというのはありえないと思いますし、私としては納得がいきません。そういうことをやってのける人に対してはできれば面と向かって「お前何様だよ?」と言いたいくらいです。

ゲーム制作者はプレイヤー様にどう対処すべきか?

ところでこういうプレイヤー様は、某コンテストなど多くの人目に付く場所に作品を晒すと一定数湧いてくるようです。実際、コンテストでは私だけでなく他の参加者の方のところにも湧いていたようで、それを気に病んでいた参加者の方もいてかわいそうだなと思いました。

それでプレイヤー様からのありがた~いコメントを頂戴したときにどうすればいいのかを考えてみたのですが、やはり一番確実なのは無視することだと思います。そもそもプレイヤー様は何らかのストレスの捌け口としてコメントをお書きになられているわけで、それに卑しい制作者が反応するのは野暮というものです。ゲーム制作者としてこの手の嫌なことは受け流せるようにしたいものですね。