追記:残念ながらこのゲームはエターなりました。
Twitterのほうでは時々進捗報告しているのですが、先月の頭くらいからウディタのRPG用自作システムを使った短編RPGを制作しています。今ちょうどシナリオが1/3くらいできたので、こちらのほうでも正式に報告しておきます。
また新しいゲームを作り始めた理由
さて、新作について説明する前に「こないだ作りかけた別のRPGのほうはどうなったのか」という話をしますが…
残念ながらそちらのほうはボツにしました(´・ω・`) 理由としては、そちらのほうはウディタの基本システムに依存したゲームになっていて、自作システムを完成させた今となってはあまり作る気にならなくなってしまったからです。
また今後のゲーム制作を見据えると自作システムのテストが必要だったので、その目的を兼ねた新しいゲームを作ることにしました。
ボツにしたゲームのほうはコンセプトが気に入っていて惜しい気もしますが、気持ちを切り替えて新しいゲームに集中したいと思います。
「流浪の騎士と花の姫」の概要・特徴
ゲーム概要
さて。新しいゲームは「騎士団をクビになったおっさん騎士(43)が、帝国に追われているお姫様(15)を隣国まで亡命させる」という内容の短編RPGです。短編なのでボリュームは少ないのですが、マップ上におまけイベントを多数設置して寄り道が楽しいゲームにしたいと考えています。
ゲームの特徴
このゲームの特徴は主に次の5つです。
- 「隊列」の概念があるサイドビュー戦闘
- 面倒なレベル上げは一切不要(そもそもレベルがない)
- ちょっとしたやり込み要素あり
- キャラの概要や世界観を一覧できる辞典機能つき
- 丁寧なチュートリアルつき(本編とは別)
まず戦闘については、自作戦闘システムの特徴そのままで「隊列の概念があるサイドビュー戦闘」になっています。ただしちょっともったいない部分として、隊列に関しては今作はキャラ数が少ないのでそこまで注目されることはないだろうと思います。この部分が活きてくるのは次の作品からでしょう。
レベルに関しては私のRPGでよくあるパターンの「レベルの概念自体がない」という形になっています。理由は私個人としてはプレイするときレベル上げは面倒だし、作る立場としてもゲームバランスの設定が煩雑になるので「レベルのないRPG」が理想的だと考えているからです。ちなみに、こうすると人によっては「成長要素がないならRPGとは言わないだろう」と考える方もいるようですが、こないだTwitterでアンケートを取ったら「見た目(移動方法、戦闘の形式等)がRPGならレベルが無くてもRPGのうちに入る」と考える方が85%以上(※回答者数約140人)だったのでRPGと呼んでも差し支えないでしょう。
あとはちょっとしたやり込み要素(=寄り道)とか辞典機能、チュートリアルなど個人的に欲しい要素は一通り揃えてみました。
ストーリー・世界観について
本作のあらすじは概要に書いた通りで、端的に言えば亡命劇です。といっても単に逃げるだけとか、辛いだけの話になるというわけではありません。確かに騎士とお姫様は困難な旅をすることになるのですが、途中で個性的な仲間たちに出会うことで楽しみながら困難を乗り越えていくというような内容になっています。
また世界観については割と王道なファンタジーですね。今回は大陸にある4つの国のうち2つの国が舞台になります。大陸にはいろいろな人種がいて、国同士の争いもあるのですが、いかんせん短編なのでごく一部しか描くことができません。ただし私は設定を考えるのが好きで情報自体はたくさん考えてあるので、詳しいところはゲーム内辞典から閲覧できるようにしたいと思っています。
ボリューム・制作期間について
ボリュームについては短編なので30分~1時間くらいでクリアできるくらいにするつもりです。制作期間は3ヶ月くらいを想定していて、できれば3月末くらいまでにはリリースしたいです。
残りの作業
システムまわりはほぼ完成しているので、あとやるべきことは
- シナリオ
- マップ制作
- グラフィック素材制作
- ゲームバランス調整
- デバッグ
あたりでしょうか。この中で一番重いのがグラフィック制作でチップ素材以外は全部自作するつもりです。大変なのはそれと残りのシナリオくらいで、それ以外はそこまで大変ではないと思うのでコツコツ作業していきたいと思います。