ゲーム制作の「スランプ」状態から上手く抜け出す方法

スランプから抜け出す方法 ゲーム制作メモ

ゲーム制作を続けていると、たまに

  • 作業が全然進まない
  • ゲーム制作のやる気が出ない
  • そもそも何を作りたいのか分からなくなってきた

といったスランプ状態に陥ってしまうことがあります。実際、私もここ1ヶ月は作っては捨て…を繰り返す迷走状態になってしまっていて、自分でも何がしたいのかよく分からず大幅にやる気がダウンしていました。

それで以前モチベーション関係の記事で書いたようにゲーム制作はやる気の波が出やすい創作活動なので、このようにスランプになるのはある程度仕方ないことだと私は思います。しかしそうは言ってもスランプ状態は精神的に辛いですよね。もしなったとしても上手く脱出できるようにしたいものです。

そこでここでは「スランプ状態になったときに上手く抜け出す方法」について書いていきますね。

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そもそも、なぜスランプ状態になってしまうのか?

でははじめに、そもそもなぜゲーム制作でスランプ状態になってしまうのか?という原因について考えてみましょう。原因は色々あると思いますが、個人的に主なものは次の通りだと思います。

  1. ゲームを完成させるまでに必要な作業量に圧倒されてしまったから
  2. 自分より才能がある人を見かけて圧倒されてしまったから
  3. 作っていて楽しいと思えるアイデアを思いつかないから

それぞれ詳しく見ていきましょう。

原因1:ゲームを完成させるまでに必要な作業量に圧倒されてしまったから

まず一つ目の原因は「ゲームを完成させるまでに必要な作業量に圧倒されてしまったから」です。

ゲームを作ったことがある方なら誰でもわかると思いますが、ゲーム制作はやるべきことが非常に多い創作活動です。しかも多くの人が「すごいゲームを作ろう」と意気込むので、自分への要求レベルが高くなってしまい結果として必要以上に作業が増えてしまいがちです。

そしてそのような状態では最初からすべての作業を把握するのは困難ですし、ある程度制作が進んで全体が見えてきたとしても「まだこんなに作業が残っているのか…」と絶句してしまうことすらあります。

つまりなかなか終わりが見えないのでやる気がダウンしてスランプ状態になってしまうのです。

原因2:自分より才能がある人を見かけて圧倒されてしまったから

次に二つ目の原因は「自分より才能がある人を見かけて圧倒されてしまったから」です。

私はゲーム制作者には2つのタイプの人がいると思っています。それは「すごい人」を見たときに

  1. 「すごい!自分も頑張ろう」と刺激を受けるタイプ
  2. 「こんな人にはかなわない」とやる気を失うタイプ

です。

それでこのうち1つ目のタイプなら「すごい人」の活動を見ても何も問題ないのですが、(私を含めて)2つ目のタイプの人は要注意ですね。なぜなら後者はメンタルの調子が悪いとすごい人を見た時にかなりのショックを受けてしまうからです(こんなにすごい人がいるなら自分の存在価値がない、と思ってしまう)。

したがって2番目のタイプの人ならすごい人を見て圧倒されてしまい、スランプ状態に陥ってしまうということは十分あり得ます。

原因3:作っていて楽しいと思えるアイデアを思いつかないから

最後に三つ目の原因は「作っていて楽しいと思えるアイデアを思いつかないから」です。

ゲーム制作というと「遊んでいて面白いアイデア」ばかりが重視されがちですが、実は根幹となるアイデアが「作っていて楽しいと思えるアイデア」であることも同様に重要です。なぜなら作っていて楽しいと思えるアイデアでなければやる気が出ないのでゲームが完成しないからです。

しかし実際のところ「作っていて楽しいアイデア」をひねり出すのはとても難しいです。その理由は簡単で

ゲーム的に良いアイデアであっても、それを作っていて楽しいと感じるとは限らない

からです。例えばある人が画期的なゲームシステムを考えたとしても、それを実現するのに膨大な作業が必要だとしたら途中で投げてしまうかもしれませんよね?

このようにゲーム制作では「遊んでも作っても面白いアイデア」でなければなかなか制作のモチベーションが上がらないので、それを思いつかないとスランプ状態になってしまいがちです。

スランプから上手く抜け出す方法

ではここからが本題ですが、スランプを予防し・もしなったとしてもそこから上手く抜け出すにはどうしたらよいでしょうか?個人的には次の3つの方法があると思います。

  1. 作業を分割して簡単そうなものから手をつける
  2. SNSなどを気にしすぎないようにする
  3. とりあえず「作れそうなゲーム」を作ってみる

方法1:作業を分割して簡単そうなものから手をつける

まず一つ目の方法は「作業を細かく・具体的に分割して、簡単そうなものから手をつける」ことです。

先ほども述べたようにゲーム制作はやることが膨大です。なので作業を大きな塊としてとらえていると「頑張っているのに全然終わらない」という状態になりがちなんですよね。

そこでオススメなのが作業を細かく分割するやり方です。

例えば「キャラクターコントローラーを作ろう」と思ったとき、その作業をそのまま「キャラクターが動くようにする作業だ!」と考えていると具体性に欠けて手が止まってしまいます。なので例えば次のように細かく分割して作るべき処理を書き出してみると良いでしょう:

  • キャラクターコントローラー
    • 各種コンポーネントの取得
    • 入力受付処理
    • 移動処理
      • 歩く・走る
      • しゃがむ
      • ジャンプ
    • ダメージ処理
    • 死亡処理
    • アニメーション更新処理
    • …etc

こうすることで作業がより具体的になり、しかも達成しやすい分量になるので手をつけやすくなります。少し考え方を変えるだけでグッと作業しやすくなるのでぜひ試してみてください。

方法2:SNSなどを気にしすぎないようにする

次に二つ目の方法は「SNSなどを気にしすぎないようにする」ことです。

SNS上には「すごい人」がわんさかいたり、「すごいゲーム」の進捗が頻繁にUPされていたりして刺激を受けるにはもってこいです。しかし先ほど述べたような繊細なタイプのゲーム制作者がそういう「すごい人・すごいゲームの情報」に頻繁にさらされると危険なので、もしあなたがそういうタイプであればSNSから少し距離を置くことをお勧めします。

そもそも創作においては大海を知ることも重要ですが、逆に井の中の蛙になることでメンタルの自己防衛を図るのも同様に重要だと私は思います。特にゲーム制作が趣味なのであれば精神的に折れてしまうのは本末転倒なので(※趣味とは楽しむためにやるものです)、「自分は無力だ」「すごい人がいるなら自分は何のためにゲームを作っているのか」などと深刻に考えすぎないようにしましょう。

方法3:とりあえず「作れそうなゲーム」を作ってみる

最後に三つ目の方法は「作れそうなゲームを作ってみる」ことです。

ゲーム制作というとどうしても「遊んでいて面白そうなゲーム」や「作りたいゲーム」ばかり作りがちですが、そういうゲームは要求レベルが高くなりがちで作っていて疲れてしまいやすいです。なので特にスランプ中はそういったゲームを作ろうとしても作業が進まないことでしょう。

そこで提案したいのが「スランプ中は簡単に作れそうなゲームを作る」というやり方です。気分転換だと思って新しくミニゲームでも作ってみてはいかがでしょうか。

…こう書くと「ゲーム制作でスランプなのにゲームを作るのかよ?!」と思われそうですが、実はこの方法はかなり効果があると思います。というのは

  • 新しいゲームを作り始めるのは良い気分転換になるから(=制作中のゲームは現実が見えてきているので作るのがキツいけど、新しいゲームのアイデアを考えるときは自由に発想できるので楽しい)
  • ゲーム制作のやる気を高めるには結局ゲームを作り続けるしかないから

といった理由があるからです。

まあ何はともあれ手を動かさないことには先に進みません。できそうなことをやってみるのはスランプ脱出には欠かせないと思います。一見すると荒療治っぽいですが、効果てきめんだと思うのでお試しいただければと思います。

おわりに

以上、ゲーム制作でスランプに陥ってしまう原因やスランプから上手く抜け出す方法について書いてきました。

まあスランプはメンタル的な問題なので、もしかしたら一口に「こうすればいいよ」と言えることでもないかもしれません。しかしちょっとした工夫でダメージが軽くて済むことがあるのもまた事実だと思います。よかったらぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。