今回はタイトルの通りで「Unityアセットの賢い買い方・選び方のコツ」を紹介する記事です。
私はなんだかんだで現在400個近いアセットを持っていて、たぶん今までに10万円分くらいアセットに課金していると思います。そして今までに色々なアセットをゲットする中で「アセットの買い方・選び方のコツ」みたいなものがつかめてきたのですが、「これをもっと早く知っていれば無駄なお金を使わずに済んだのに…」と思うことがいくつかあるのでそれをぜひ皆さんにお教えしておきたいと思いました。
そこで今回はそういった「アセットの買い方・選び方のコツ」を4つに絞ってご紹介していきますね。
これだけは押さえておきたいアセットの買い方・選び方のコツ
では早速ですが今回ご紹介するコツは次のとおりです。
- 無料でゲットできるタイミングを逃さないようにしよう
- アセットの種類ごとのメリット・デメリットを知ろう
- ビッグセールを活用して安く購入しよう
- 古いアセットや粗悪なアセットに注意しよう
それぞれ詳しく見ていきましょう。
コツ1:無料でゲットできるタイミングを逃さないようにしよう
まず、一つ目のコツは「無料でアセットをゲットできるタイミングを逃さない」ことです。
というのはアセットの中には
- 最初は無料だったが機能追加等で有料になる場合
- 逆に最初は有料だったがしばらくして無料になる場合
- 宣伝のため期間限定で無料になる場合
- その他、セールや値下げで価格が安くなる場合
があるからです。したがって無料だと思っていたらいつの間にか有料になってしまったり、有料で買ったのに後で無料化してしまった…なんてこともよくあるので注意してください。あとアセットによっては価格がコロコロ変わる場合があるので、目をつけたものはこまめにチェックするようにしましょう(※アセットの無料化や値下げを検知するサイトがあるのでそれを活用してください)。
コツ2:アセットの種類ごとのメリット・デメリットを知ろう
次に二つ目のコツは「アセットの種類ごとのメリット・デメリットを知っておく」ことです。
まず、Unityのアセットは大きく分けて次の3種類に分類できます。
- テンプレート系:ゲームシステムのひな型が含まれたアセット
- 素材系:3Dモデルやイラスト・サウンドなど素材として使えるアセット
- 便利ツール系:Unityでの作業を効率化できるアセット
それで一見すると「どれもアセットという括りなんだから同じじゃないか」と思うかもしれませんが、それぞれのメリット・デメリットは違うので注意しましょう。その辺をまとめると次のようになります。
分類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
テンプレート系 | ゲームシステムの制作を省略することができ、ゲーム内容の制作に専念できる | 他人と似たようなゲームになりやすい。また、別途使い方を勉強する必要がある |
素材系 | 素材制作の手間を省くことができる | 違う作者のアセットを同じゲームに使うと作風にバラツキが出やすい。また、アセットを使ったことがバレやすい |
便利ツール系 | 面倒な作業を省くことができるほか、ゲーム自体には関係ないので色々なプロジェクトで活用することができる | Unityのバージョンによっては動作しなくなる可能性がある。また、別途使い方を勉強する必要がある |
どれも適切に使えばメリットは大きいですが、
- ゲームシステムや見た目が他人と被りやすくなる
- アセットの使い方を勉強しないといけない(※説明書は99.9%の確率で英語です)
といったデメリットもあるのでその点は肝に銘じておきましょう。
ちなみに個人的な意見ですが、
- テンプレート系と素材系はどうしても自作できない場合だけ頼る
- Unityに慣れてきたらツール系にお金をかける
ようにすると無駄が少なくて済むかなと思います。参考になさってください。
コツ3:ビッグセールを活用して安く購入しよう
三つ目のコツは「ビッグセールを活用してアセットを安くゲットする」ことです。
Unityのアセットストアはたまにセールをやっていることがあるのですが、年に2~3回くらいのタイミングで大規模なセールが開催されます。このビッグセールのタイミングはだいたい決まっているらしく、例年だと
- 4月の終わり~5月の連休あたり:スプリングセール
- 11月半ば~12月のはじめあたり:独身の日セール、ブラックフライデーセール、サイバーマンデーセール
があります(※時期はあくまでも目安)。ビッグセールでは数百~数千点のアセットが30~70%OFFになりますので、「欲しいけどすぐには必要ないアセット」であればセールまで待つのが賢い選択でしょう。
ただしセール中は色々なアセットを安く買えることから、ついつい目移りして余計なものまで買ってしまいがちなので十分注意してください。セールの魔力を侮ってはいけませんよ…(※去年のセールで4万円突っ込んだアホな私が言うんだから間違いない)。
コツ4:古いアセットや粗悪なアセットに注意しよう
最後に4つ目のコツは「古いアセットや粗悪なアセットには十分注意する」ことです。
基本的にアセットストアには価格相応かそれ以上のアセットが並んでいるのですが、中には長年アップデートされていないアセットが放置されていたり、粗悪なクソアセットが紛れ込んでいたりすることがあります。なので買う前に
- アセットの説明文
- アップデート履歴
- 対応するバージョン
- 中身に変なファイルが混ざっていないか
- レビュー本文と作者の返信(※星はあまりアテにならないので注意)
あたりをよく確認して、
- 本当に自分が欲しいアセットなのか?
- 使いこなせそうか?
- 長年使えそうか?
くらいは見当をつけるようにしましょう。
ちなみに素材系のアセットは稀に「他所からパクったもの」や「無料ソフトのサンプルモデルをちょっと変えただけのもの」が堂々と売られている場合があるので、買うときは慎重に判断したほうが賢明です。変なアセットをつかまされないように気をつけてください。
おわりに
以上、Unityアセットの賢い買い方・選び方のコツをご紹介しました。
上記はあくまでも個人的な経験に基づくものですが、何かしら参考にして頂ければ幸いです。必要なアセットを賢く手に入れて楽しいUnityライフを満喫しましょう!