自作ゲームに対する不満・文句との向き合い方

プレイヤーの不満や文句とどう向き合うか? ゲーム制作メモ
スポンサーリンク

早いもので某ウディタコンテストの時期が近づいてきました。

昨年参加してみて某コンテストは腕試しにとても良かったのですが、一方で匿名のプレイヤーが審査員ということもあり、今までいただいたことのないタイプの不満・文句がたくさん送られてきて肝を冷やしたという思い出があります(※好意的な意見が多いと思っていたのでショックがデカかった)。それは今まであまりコメントをもらったことのなかった私にとって「プレイヤーの不満や文句にどう向き合うべきか」を考えさせられる出来事でした。

それで1年経って一応、自分なりにそういったコメントへの向き合い方が分かってきた気がするので、今回はそのことについて書きます。

ゲームは不満や文句が出やすい創作物

まず以前の記事でも書いたことなのですが、ゲームというのは他の創作物と比較すると非常に文句を付けられやすい創作物です。それはなぜかというと、ゲームはプレイヤーが介在する余地があるからだと私は思います。

例えば…頑張ってラスボスまでたどり着いたのに、その直前でバグってゲームが進行不能になったらどう感じるでしょうか?誰だって「ふざけんな!」と思うでしょう。なぜそう思うのかと言えば「ゲームをクリアするために頑張ってプレイしていたから」です。

つまり絵なら見るだけ、音楽なら聴くだけですがゲームは手間暇かけてプレイしないと進みません。これが他の創作物のと大きな違いです。だから何かプレイヤーにとって気に食わないことがあるとそれだけ不満が溜まりやすいのです。

自作ゲームによく送られてくる2種類の不満

ゲームを作っていてよく寄せられる不満は、大雑把に分けると次の2種類です。

  • つまらなかった
  • 遊んでいてイライラする

「つまらなかった」という不満

まず、最も多い不満が「思っていたよりもつまらなかった」という不満です。

主な原因

自作ゲームがつまらないと言われる原因はいくつもあると思いますが、個人的に最も根本的な原因は「事前にプレイヤーの期待値を上げ過ぎたこと」にあると思います。というのも、最初からつまらないことが分かっていれば、

  • そもそもプレイしない
  • あえて遊んだとしても「まあこんなもんか」で終わる

からです。

しかし、例えば(そのゲームの実際の面白さ以上に)面白そうに宣伝したらどうでしょうか?プレイヤーからしたら「これは面白そうだ」と期待していたのに、やってみたら「思ったほど面白くなかった(=つまらない)」→「時間を無駄にした!ムカつく!」となってしまうのです。

人間の心理は面白いもので、このように最初の印象が判断基準になります。つまりゲームをプレイしてもらう前の段階で、適切に面白さを伝えられるかどうかがこの不満を減らすポイントになると思います。

対策

  • まず誇大広告はNGです。期待をあおればダウンロードはしてもらえますが、その分不満が多くなるのでそういうことは避けたほうがいいと思います。
  • ゲーム内容やボリューム等に関して誤解を招く表現もしないほうがいいでしょう。

「イライラする」という不満

次に「遊んでいてイライラする」という不満も結構多いです。

主な原因

ゲームで遊んでいてイライラする原因は「遊びづらい」ことにあります。具体的にどういう部分でイライラしやすいのかについては、前の記事「プレイヤーをイライラさせるゲームの特徴」に詳しく書いたのでそちらを参照してください。

対策

  • プレイヤーのことを考えながらゲームを作るのが重要です。
  • テストプレイをしっかり行い、イラっとする部分がないか念入りにチェックましょう。

「意見」に耳を傾け、「悪口」はスルーしよう

ここまでで主な不満の原因と対策が何となく分かったと思います。しかし、もし仮に念入りにゲームを作ったとしても不満や文句は送られてくるかもしれません。実際にそういうコメントをもらったらどうすればよいのでしょうか。

個人的にそういったときに非常に重要だと思うのは、「意見に耳を傾け、悪口はスルーする」という姿勢です。

一口に不満とか文句とか言っても実際に送られてくるコメントの内容は様々です。不満な点を具体的・丁寧に書いてくれる親切なコメントもあれば、単に嫌がらせとしか思えないゴミみたいなコメントもあります。

なので全部を真に受けていたら精神衛生上よくないですし、逆に全部無視するのもゲームの悪い点の改善につながらないので、ひとまず「悪口」だと思ったら無視する、くらいに考えるのが一番いいかなと思います。

ゲームに対する不満・文句は改善点を映し出す鏡のようなもの

一方で、もしもらった不満がきちんとした「意見」であれば、それは丁重に扱う必要があります。なぜならそこには改善のヒントがあるからです。

ゲームの改善点というのは作っている本人はなかなか気づかないもので、言われて初めて「そうなのか」とハッとすることが多いです。

なので何か改善につながるようなことを指摘してくれる人は非常に貴重な存在です。そういう人の中には厳しい口調でコメントしてくる人もいますが、その場合は指摘を真摯に受け止める必要があると思います。


いずれにしても、ゲーム制作者にとって重要なのは「そのコメントが有益かどうか」です。せっかく誰かがコメントを投げてくれるわけですから、そのコメントがゴミなのか宝石なのかの区別をきちんとつけて、使えるやつだけ有効活用させてもらえばいいんですよ。

ゲームに対する不満や文句というと嫌なイメージが強いですが、そういうものでも上手く使えば自分のゲームをレベルアップさせる糧にすることができます。ゲーム制作者たるもの「使えるものは全部使って良いゲームを作るぞ」くらいの気持ちでゲームを作っていきたいですね。